采美会との40年
名誉会長 竹之内正子
采美会は創立40周年を迎えました。昭和52年11月19日に発足してから40年経ちました。会員10名で発足した会は、今では30数名に増えました。会員の皆様と共におめでとうと、喜び合いたいと思います。
私が奈良県囲碁協会の入門講座に参加したのが、采美会創立の翌年の5月、そして采美会に入会したのが7月でした。9月には世話人をすることになり、采美会の準備等のお世話を致しました。
囲碁の方は星目で誰にも勝てません。勝ちたいと思って、瀬越憲作九段の「碁の勝ち方」という古本を買って読んだのが最初の一冊です。棋譜の図は漢数字でした。この本で初めて、九子置碁の棋譜を見たのです。これは大変勉強になりました。
今日は負けても明日があるさ!とか、人生ケセラセラなるようになるさ!とか、呑気な私でも囲碁はボツボツ上達するものです。晩学の私でも平成8年に日本棋院の五段の免状を頂きました。平成24年には、日本棋院から普及功労賞を頂きました。都市対抗戦には30回参加しました。神戸大会ではBクラスの紅組でしたが、采美会のAチームは優勝することができました。ネンリンピックの広島大会では金メダルを頂きました。幸運だったと思います。
多くのプロ棋士や多くの人に支えられて、人生の後半を囲碁と大好きな采美会の人達と過ごしたことは、とても幸せなことだと感謝しています。前会長の石川良子さん、現会長の岡村幸枝さん、いろいろお世話になりありがとうございます。采美会の更なる発展を祈りながら、采美会の皆様にも有難うとお礼を申し上げます。
盤上の1手を模索しながら・・
(2018年 1月発行)
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